“ぎょうずい”の漢字の書き方と例文
語句割合
行水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっき行水ぎょうずいを終った綾衣は、これも寂しい思いで鉦の音を聴いていた。微かにきざんでゆく鉦の音は胸に沁みるようであった。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ようやくこれへお下りになったようなわけで……お行水ぎょうずいを召されるやいな、大鼾おおいびきをかいてお寝みになられていたものですから。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丁度六ツ半頃、庭にたらいを出させてはぎあいだ行水ぎょうずいを使っていると、とつぜん隣の家で、きゃッという魂消たまぎえるような女の叫び声が聞え、続いて