“ぎょうこつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
行乞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺は持たずに教団の男女を率いて諸国を行乞ぎょうこつ教化してめぐる宗風であった。この教団の人々を遊行衆と言った。時代の暴風雨に吹き悩まされた土民の男女でこの教団に遁れ入るものが多かった。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
きょう一日の行乞ぎょうこつが、朱実のよろこびになると思えば、これは張合いのあることじゃ。——それ以上の慾望はつつしもう
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(阿難、鉢を持って行乞ぎょうこつの戻りの姿、池を見て娘の傍に近づく。)
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)