“きいと”の漢字の書き方と例文
語句割合
生糸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生糸きいと羽二重はぶたえの輸出につれて、その頃、居留地の商館から外地向けの絹ハンケチがおびただしく売れていたのである。
わたし蚕糸試験所さんししけんじょへいっておねがいして、一ぴきもらってきてあげるわ。あそこは、かいこや生糸きいとのことをしらべているお役所やくしょだから、かいこがかってあるとおもうわ。
正ちゃんとおかいこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは里ことば——すなわち、地方のことばですが、木曾の木とは、生糸きいとそばのと同じで、のままの麻のことを言った古いことばであろうということです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)