“かゝし”の漢字の書き方と例文
語句割合
案山子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早「ところがわしふみいた事がねえから、われ書いてくんろ、汝は鎮守様の地口行灯じぐちあんどうこしれえたがうめえよ、それ何とかいう地口が有ったっけ、そう/\、案山子かゝしのところに何かるのよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
をぢがり往け、といはるゝときは、われ必ず泣きぬ。これも無理ならず。母上はをぢにやさしくせよ、と我にをしへながら、我をおどさむとおもふときは、必ずをぢを案山子かゝしに使ひ給ひき。
と言つて、案山子かゝしのやうな恰好をして、その古洋服に手を通しかけた。