“かりほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刈穂42.9%
苅穂14.3%
仮廬14.3%
假廬14.3%
刈穗14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刈穂かりほ背負せおつた大きな火の玉をとこがをどつてゆく。
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
すなわち秋の田の苅穂かりほのいほも同じで、かりの建物たてものばかりに萱や藁、その他の不用品をつかっていたので、こんな名が今ものこっているのかと思う。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
建物の大きさからいっても、住心地すみごこちの上からいっても、また保存年限の長さから見ても、こういうのは、もうけっして苅穂かりほのいほではない。屑屋くずやどころか材料にえらい費用がかかっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
吾背子わがせこ仮廬かりほつくらすかやなくば小松こまつしたかやらさね 〔巻一・一一〕 中皇命
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
夫子せこ假廬かりほつくらす。かやなくば、小松こまつしたのかやをらさね
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
もや刈穗かりほのはふりぎぬ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)