“かみすわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
上諏訪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月二十四日はすでに上諏訪かみすわ御発輿ごはつよの電報の来るころである。その時になると、木曾谷山地の請願事件も、何もかも、この街道の空気の中にうずめ去られたようになった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
折ふしの大風雪をおかし、人馬も行き暮れるばかりの山また山の難旅行をたどって、ようやく、信州の上諏訪かみすわに着き、ただちに使いをもって
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはそうと、この母子おやこの多幸を祈って別れ、いの字ヶ原を去って、武蔵が上諏訪かみすわの辺りまで行き着いたかと思わるる頃
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)