“かねまきじさい”の漢字の書き方と例文
語句割合
鐘巻自斎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あいや、某は京極殿の家中ではござらぬが、義によって試合申す、播州船坂山の住人鐘巻自斎かねまきじさいと申す者、不鍛練なる富田流にてお相手致す、お見知りおき下されい」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこまでは又八にもすぐ分ったが、鐘巻自斎かねまきじさいという人物については、何の知識もなかった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富田勢源せいげんの富田流から出て、鐘巻自斎かねまきじさいを経、彼に至って、自己の創意と、二祖の工夫とを合一して成った——巌流とよぶ一派の剣法は、彼が豊前へ来てから、幾年ともたたぬまに
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)