“かどもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
門守50.0%
門者50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆき門守かどもり、ねそびれし
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我は一の門と門にいたらんためその下に設けし色異なれる三のきだと未だ物言はざりしひとりの門守かどもりを見たり 七六—七八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
こゝにはおごそかなるよそほひしたる門者かどもり立てり。兩邊にともしびを點じたる石階を登れば、前房あり。僮僕しもべあまた走り迎へて、我帽と杖とを受取り、我が爲めに正面なる扉を排開したり。
門者かどもりに秘書官相沢がへやの番号を問いて、久しく踏み慣れぬ大理石のきざはしを登り、中央の柱に「プリュッシュ」をおおえる「ゾファ」をえつけ、正面には鏡を立てたる前房に入りぬ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)