“かうやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膏藥70.6%
膏薬23.5%
行薬5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも、若い娘の手が、あんなのは惡くありませんね。尤も、左の手に少し怪我をしてゐるやうで、手の甲から手首にかけて、膏藥かうやくつてゐましたが」
見るも無惨な凸凹でこぼこ瘡蓋かさぶたになつた私の顔に姉は膏薬かうやくを塗つてくれながらへんな苦が笑ひをした。私は鏡を見て明け暮れ歎き悲しんだのであつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
行藥鳧堤上 鳧堤のほとりを行薬かうやくすれば
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)