“かうもりがさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蝙蝠傘76.2%
洋傘19.0%
蜴蟷傘2.4%
蝙輻傘2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つけるに外見みえを捨てその蝙蝠傘かうもりがさを借り遂に兩杖となりたるぞあはれなる道は捗取はかどらねど時が經てば腹は减りてまた苦を重ぬるを道人勇みを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
かと思ふとまた黒い男の洋傘かうもりがさを窄めて突つ立てたやうなとがつた屋根、越後獅子の顎のはづれたやうなもの下駄箱の蓋をはね上げたやうにひさしの深い屋根もあります。
文化村を襲つた子ども (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
をかしく蜴蟷傘かうもりがさじゆつでも使つかひさうでまことになる、以下いかこの小道具こだうぐ節略せつりやくする。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ある新聞の取次店の前には、傘や蝙輻傘かうもりがさが押し合つて、角力すまふの勝負札を見てゐた。さま/″\な批評も人々の口から出てゐた。
仮面 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)