“おほだこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大章魚50.0%
大凧25.0%
大蛸25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先づ驚かれたのは、昔自分の寄寓して居た姉の家の、今裕福らしい魚屋の店と変つて、恰度自分の机を置いたあたりと思はれるところへ、吊された大章魚おほだこの足の、極めてダラシなく垂れて居る事である。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
火消道具などを入れて置く町内の雜用の物置のを開けると、其處に三十二枚張りの武者繪を描いた大凧おほだこがあります。
今太郎いまたらう君は我知らず、かう叫びました。それは、かね/″\潜水夫たちに聞いてゐた、海の底に住むいろ/\の怪物のうちで、一番こわがられてゐる大蛸おほだこの仕業と分つたからです。
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)