“おおどまり”の漢字の書き方と例文
語句割合
大泊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝八時に稚内わっかないを立って、夕方の四時に大泊おおどまり〔コルサコフ〕に着くまでの間、私は御免ごめんこうむって、ベッドの中にもぐり込んでいた。
ツンドラへの旅 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「どうもそのお、この感冒かぜじゃ冒険はむつかしそうでね。明日は半日休養しようと思っている。やはりみんなと一緒に大泊おおどまりへ直航することにしようよ。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
そちこち転々した果てに樺太からふとまでし、大泊おおどまりから汽車で一二時間の豊原で、有名な花屋に落ち着いたのだったが、東京へ舞い戻って芳町へ現われた時分は、もう三十の大年増おおどしまであり
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
横浜から小樽、国境安別あんべつ真岡まおか本斗ほんと豊原とよはら大泊おおどまり敷香しくかと巡遊して、最後にその旅行の主要目的地であった海豹島かいひょうとうの壮観に驚き、更にオホーツク海を南下して北海道の稚内わっかないで一同と別れた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
大泊おおどまりの光景でござい。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)