“いらだちがち”の漢字の書き方と例文
語句割合
苛立勝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脈といふ脈を、アルコールが驅け𢌞つて、血の循環がたぎり立つ程早い。さらでだに苛立勝いらだちがちの心が、タスカローラの底の泥まで濁らせる樣な大時化しけを喰つて、唯モウ無暗に神經が昂奮たかぶつて居る。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
脈といふ脈を、アルコールが駆け廻つて、血の循環めぐりたぎり立つ程早い。さらでだに苛立勝いらだちがちの心が、タスカローラの底の泥まで濁らせる様な大時化おほしけを喰つて、唯モウ無暗に神経が昂奮たかぶつて居る。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)