“いとまごい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暇乞95.0%
告別5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫くして三人は暇乞いとまごいして帰りかけたので余は病床に寐て居ながら何となく気がいらつて来て、どうとも仕方のないやうになつたので
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
成程こいつはもっともだ、と思ったから、しかもお宅が焼けた晩でさ、そら、もうしばらく参りませんッて、お暇乞いとまごいに行ったでしょう。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
されどまた七日の後には再び来たりておもむろに告別いとまごいせんと青年は嘆息ためいきつきて深く物を思えるさまなり、翁ははたとち、しからばいよいよ遠く西に行きたもうこととなりしか。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)