“いすか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
75.0%
12.5%
射透12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
することなすことがいすかの嘴とくい違って、二度も親札と異った札を出したり、三枚目を出すのでないことをうっかり忘れて、大きく一つ手を振りまわしざま
かの女はさかんに燃えるような一つの火になったかと思うほど、いすかになるほど、強烈な凝視をつづけたのであった。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
ことにいまはいすかになったような斜視がたえまなく白い糸のようなものを壁のそとにそそいでいるようであった。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
屈託無げにはしているが福々爺ふくふくやの方は法体ほったい同様の大きな艶々したまえ兀頭はげあたまの中で何か考えているのだろう、にこやかには繕っているが、其眼はジッと女の下げているかしら射透いすかすように見守っている。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)