“あらて”の漢字の書き方と例文
語句割合
新手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうはいったが、暁天ぎょうてんの光を見たなら、ふもとから孫兵衛や有村が、原士の新手あらてをすぐって、ここへせてくることは分っていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「左様なことを言わずにもう一丁融通致せ、新手あらてを入れ替えて、貴様と太刀打ちをしてみたい、ごと仇を取って見せる」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
『あゝ丈夫だよ。爺さんがもう時世にいて行けなくなる頃には、息子がちやんと入れ代りに新手あらてをつくつて置いてくれる。うまく出来たものさ』
南京六月祭 (新字旧仮名) / 犬養健(著)