“あとむき”の漢字の書き方と例文
語句割合
運搬夫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汗にまみれた運搬夫あとむきの女達が、小麦色の裸身をギラギラ光らして炭車トロを押出して来ると、技師は進み出て呶鳴りつけた。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
そうして出合う運搬夫あとむきたちへ因果を含めながら、片盤坑を奥へと進んで行った係長と菊池技師は、しかしとうとう密閉された峯吉の採炭場キリハの入口の近くで
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
係長は、そこらにうろうろしている運搬夫あとむきたちが、皆んな安全燈ランプを持っているかどうかと見廻わした。むろん誰れも闇の世界で光を忘れているものはなかった。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)