“運搬夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんぱんふ66.7%
あとむき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運搬夫うんぱんふになって、四、五日してのち、わたしは車をレールの上でおしていると、おそろしいうなり声を聞いた。その声はほうぼうから起こった。
秋山さんはあれから四国の小豆島しょうどしまへ渡って丸金醤油の運搬夫うんぱんふをしているうちに、土地の娘と深い仲になったが、娘の親が大阪で拾い屋などしていた男にはらぬと言って、引き離されてしまったので
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
汗にまみれた運搬夫あとむきの女達が、小麦色の裸身をギラギラ光らして炭車トロを押出して来ると、技師は進み出て呶鳴りつけた。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
そうして出合う運搬夫あとむきたちへ因果を含めながら、片盤坑を奥へと進んで行った係長と菊池技師は、しかしとうとう密閉された峯吉の採炭場キリハの入口の近くで
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)