“あつもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
敦盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
う/\、道場新築祝いだった。その折、余興よきょうに琵琶があった。忘れもしない。敦盛あつもり熊谷くまがいに討たれるところだった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
曲はまさしく敦盛あつもりであった。一つ一つの鼓の音が、春の夜に螺鈿らでんでも置くように、鮮やかに都雅に抜けて聞こえる。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
敦盛あつもりそばや』に来て、この友に絵はがきにたよりを書いた。十五六歩左手に敦盛の墓がある。やっと一杯のそばを食べた。それに蠅が多いのでうるさい。
舞子より須磨へ (新字新仮名) / 小川未明(著)