“あいぞめがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
藍染川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸時代にあってはお玉稲荷いなりの伝説と藍染川あいぞめがわ溝渠こうきょに架せられた弁慶橋という橋の形の変っていた事との二つから、あまねく人に知られた地名であった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「落ちついていちゃいけませんよ、親分。宮永町の石井家の下女、あのお新というちょいとした年増が、くびころされて、藍染川あいぞめがわに叩き込まれて居ましたよ」
お新は男をつれて強請ゆすりに来たことと思い込み、見す見す逃がしてしまいましたが、後になってお新が殺されて死骸を藍染川あいぞめがわほうり込まれていたと聴いて、あの男はお新の後をけて来た悪者で