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『雲の裂け目』
ふりがな文庫
『
雲の裂け目
(
くものさけめ
)
』
お前の幼な姿を見ることができた。それは僕がお前と死別れて郷里の方へ引あげる途中お前の生家に立寄った時だったが、昔の写真を見せてもらっているうちに、庭さきで撮られた一家族の写真があった。それにはお前の父親もいて、そのほとりに、五つか六つ位の幼 …
著者
原民喜
初出
「高原」鳳文書林、1947(昭和22)年12月20日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
次
(
つづ
)
主婦
(
かみ
)
覘
(
のぞ
)
怺
(
こら
)
恰度
(
ちょうど
)
沈黙
(
しじま
)
流石
(
さすが
)
甦
(
よみがえ
)
襞
(
ひだ
)
遽
(
にわ
)
魘
(
うな
)
齧
(
かじ
)