出版屋惣まくりしゅっぱんやそうまくり
文学書類を出版する本屋も私は明治三十四五年頃から今日まで関係してゐることだから話をしだせば限りがないくらい沢山あります。文学者の方から見れば本屋といふものは概して不愉快なものさ。口と腹とはまるでちがつてゐる人間ばかりだから心持好く話はできな …
題名が同じ作品
出版屋惣まくり (新字新仮名)永井荷風 (著)