おしどり
陸奥の国、田村の郷の住人、村允と云う鷹使でありかつ猟師である男がいた。ある日猟に出たが鳥を得ないで空しく帰った。その途中赤沼と云う所でおしどりが一つがい泳いでいるのを見た。おしどりを殺すのは感心しないが、飢えていたので、村允はその一つがいを …
作品に特徴的な語句
村允そんじょう
題名が同じ作品
おしどり (新字新仮名)新美南吉 (著)