行乞記ぎょうこつき10 仙崎10 せんざき
八月八日 五時半出立、はつらつとして歩いてゐたら、犬がとびだしてきて吠えたてた、あまりしつこいので拄杖で一撃をくれてやつた、吠える犬はほんとうに臆病だつた。 水声、蝉声、山色こまやかなり、大田へはいつてゆく道はやつぱりよろしい。 十時には秋 …
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