『屋根裏の犯人（やねうらのはんにん）：――『鼠の文づかい』より――（――『ねずみのふみづかい』より――）』

その日は大晦日です。何者か戸を叩く音に、ヤモメ暮しの気易さ、午ちかくまで寝ていた医者の妙庵先生、起きて戸をあけると、 「エエ、伊勢屋源兵衛から参りましたが、本日はお風呂をたてましたので例年の通り御案内にあがりました。どうぞお運び下さいまし」 …

著者	坂口安吾
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「キング　第二九巻第二号」1953（昭和28）年1月15日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約14分（500文字/分）
朗読目安時間	約24分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

木履（ぼっくり） 銀（かね） 慣（なら） 長柄（ながら） 下情（かじょう） 人皇（にんのう） 仰有（おっしゃ） 初穂（はつほ） 午（ひる） 半刻（はんとき） 名題（なだい） 敬々（うやうや） 梃子（てこ） 錫杖（しゃくじょう）