兄貴のような心持あにきのようなこころもち――菊池寛氏の印象――――きくちかんしのいんしょう――
自分は菊池寛と一しょにいて、気づまりを感じた事は一度もない。と同時に退屈した覚えも皆無である。菊池となら一日ぶら/\していても、飽きるような事はなかろうと思う。(尤も菊池は飽きるかも知れないが、)それと云うのは、菊池と一しょにいると、何時も …
作品に特徴的な語句
しから