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『古井戸』
ふりがな文庫
『
古井戸
(
ふるいど
)
』
初めは相当に拵えられたものらしいが、長く人の手がはいらないで、大小さまざまの植込が生い茂ってる、二十坪ばかりの薄暗い庭だった。その奥の、隣家との境の板塀寄りに、円い自然石が据っていた。 「今時、これほどの庭でもついてる借家はなかなかございま …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1925(大正14)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約44分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
塵芥
(
ごみ
)
千三
(
せんみつ
)
土竜
(
もぐら
)
容物
(
いれもの
)
悪戯
(
いたずら
)
梃
(
てこ
)
睫
(
まつげ
)
蟇蛙
(
ひきがえる
)
見物
(
みもの
)
逆上
(
のぼ
)