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『食通』
ふりがな文庫
『
食通
(
しょくつう
)
』
食通というのは、大食いの事をいうのだと聞いている。私は、いまはそうでも無いけれども、かつて、非常な大食いであった。その時期には、私は自分を非常な食通だとばかり思っていた。友人の檀一雄などに、食通というのは、大食いの事をいうのだと真面目な顔を …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「博浪沙 第七巻第一号」1942(昭和17)年1月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
剥
(
む
)
海老
(
えび
)
箸
(
はし
)
褒
(
ほ
)