濃碧色のうへきしょく)” の例文
園養えんようのものには、白、桃色、また桃色に紫のしまのもあるが、野生のれは濃碧色のうへきしょくに限られて居る様だ。濃碧がうつろえば、菫色すみれいろになり、紫になる。千鳥草と云えば、直ぐチタの高原が眼に浮ぶ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)