和事ワゴト)” の例文
兄菊五郎は、同じ和事ワゴトでもぴんとこなを役所とする、ある堅さを持つて居た。弟は、之に町人味を十分に加へてゐた訣なのである。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
二十歳で、和事ワゴトの代表と見なされる与五郎に、好評を得ることが出来れば、芸才は早期に現れたことになる。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)