“半醒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんせい80.0%
うとうと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとも半眠半醒はんせいの酔眼がありとしもない夢魔を描いたのか、………だがそれにしてはお春があれきり口を利かないのが変なので
しかし、手を伸ばして、土瓶どびんを取る精もなく眠り続けた。——半睡半醒はんせいといった感じで、お直や子供たちの声を聞き、食事をする茶碗やはしの音を聞いた。
ちゃん (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その目的が物盗りであったか、殺人であったかは審問の上で判りましょう。ところが主人はその時まだ眠らずに半醒うとうとしていたんです。ランプが消されていなかったのが何よりの証拠です。
見開いた眼 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)