こんなふうにはほかから見られまいと忍んでいるのであるがと薫は思い乱れながら「人非木石皆有情ひとほくせきにあらずみなうじやう不如不逢傾城色しかずけいせいのいろにあはざるに
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)