“黒革”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろかわ77.8%
くろかは11.1%
クロカハ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云いながら、肩から下げていた、黒革くろかわのケースを、叮嚀にかぎで開いて、その中から、いとも古風な双眼鏡を取り出してそれを私の方へ差出すのであった。
押絵と旅する男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
べつに一尺八寸の打刀うちがたなをも同じ拵にて、髪は掴み乱して荒縄にてむづとしめ、黒革くろかは脚絆きやはんをし、同行常に二十人ばかり、熊手、まさかりなどを担がせて固め、人々ゆきあふ時は
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒革クロカハ脚絆キヤハンヲシ、同行ドウカウ常ニ二十人バカリ、熊手、マサカリナドニナフモアリテ……
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)