饂飩腹うどんばら)” の例文
ただ所々に馬の足跡がある。たまに草鞋の切れがいばらにかかっている。そのほかに人の気色けしきはさらにない、饂飩腹うどんばらの碌さんは少々心細くなった。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)