“飛騨境”の読み方と例文
読み方割合
ひだざかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう飛騨境ひだざかいに近い赤尾は信者道宗どうしゅうの物語で、その名を永く歴史に止めるでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
諏訪の盆地は隠れて見えず、鉢伏はちぶせ立科たてしなが後ろからのぞき、伊奈いな筑摩ちくま山巒さんらんが左右に走る。遠くは飛騨境ひだざかいの、槍、穂高、乗鞍等を雲際に望むところ。近くは犀川さいがわと、天竜川とが、分水界をなすところ。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)