風流子ふうりゅうし)” の例文
琴棋書画きんきしょがみやびは、もちろん、管絃の遊び、蹴鞠けまり、舞踊、さては儒仏じゅぶつの学問も、つまびらかなうえ、市井しせいの人情にもつうじている風流子ふうりゅうしであるとは、この開封かいほう東京とうけいの都で
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋ならば、さだめし、虫聴むしききの風流子ふうりゅうしが、訪れそうな所である。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)