頓服剤とんぷくざい)” の例文
蚊帳かやの外のランプに照らされた清三の顔は蒼白あおじろかった。せきがたえず出た。熱が少し出てきたと言って、まくらもとに持って来ておいた水で頓服剤とんぷくざいを飲んだ。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)