鞋底くつぞこ)” の例文
一方趙家では、蝋燭も線香もつかわずに、大奥さんが仏参ぶつさんの日までしまっておいた。そうしてあの破れ上衣の大半は若奥さんが八月生んだ赤坊あかんぼうのおしめになって、その切屑は呉媽の鞋底くつぞこに使われた。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)