霧模様きりもよう)” の例文
きのうの澄み切った空に引きえて、今朝宿を立つ時からの霧模様きりもようには少し掛念けねんもあったが、晴れさえすればと、好い加減な事を頼みにして、とうとう阿蘇あそやしろまではぎつけた。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)