雑賀党さいがとう)” の例文
紀州の畠山貞政はたけやまさだまさ根来ねごろ雑賀党さいがとう。そして四国の長曾我部元親ちょうそかべもとちかなどがその組だ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雑賀党さいがとう熊野衆くまのしゅう高野山こうやさんなどの法城に巣くう僧徒兵力がみなそれであり、海を越えて、それを指嗾しそうする四国、それを力づける瀬戸島々の海上武族などがあって、禍根かこんは、一朝一夕のものではない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)