雄鷄をんどり)” の例文
新字:雄鶏
「イヤになるなア、金なんざ百も欲しくねえが、江戸の良い娘がベタれといふが出ませんかね。塵溜ごみだめをあさつてゐる雄鷄をんどりの生れ變りで結構だから」
ああ私はこはれた日時計 田舍の白つぽい雄鷄をんどりです。
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
向う柳原、七まがりの路地の奧、洗ひ張り、御仕立物と、紙に書いて張つた戸袋の下に立つて、平次は二階に聲を掛けました。よく晴れた早春のある朝、何處かで、寢けた雄鷄をんどりが時をつくつて居ります。
わたしは白つぽい病氣の雄鷄をんどり
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)