随身門ずいしんもん)” の例文
七基は二の鳥居前より甲州街道の大路を西に渡り、一基は随身門ずいしんもんの前より左に別れ、本町宿の方から共に番場宿の角札辻かどふだつじの御旅所にと向うのであった。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
境内を一と廻りしたうえ、随身門ずいしんもんから外へ出ると、佐八は蕎麦屋そばやをみつけて、おなかといっしょにはいり、その二階へあがった。二階には客がいず、おなかは赤児をおろして、乳を含ませた。