蟠「どうも可愛い男だ、今阿部忠五郎あべちゅうごろうと舎弟と碁をり初めたが、わしは一杯遣ってるが誠に陰気でいかぬ、どうもすきだからの通りだ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)