“闊達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かったつ88.9%
くわつたつ8.3%
クワツタツ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はやっと生活の上で闊達かったつであるばかりでなく文学の上でも闊達ならんとしているらしいから一層慎重に勉強をすすめるつもりです。
いにしへより英明の主、威徳宇宙にあまねく、万国の帰嚮ききやうするに至る者は、其胸襟きやうきん闊達くわつたつ、物として相容あひいれざることなく、事として取らざることなく、其仁慈化育の心、天下と異なることなきなり。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さうした闊達クワツタツな、やまとごゝろの、赴くまゝにふるまうて居る間に、才優ザエスグれた族人ウカラビトが、彼を乗り越して行くのに気がつかなかつた。姫には叔父、彼——豊成には、さしつぎの弟、仲麻呂である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)