“鍍金仏”の読み方と例文
読み方割合
ときんぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、鍍金仏ときんぶつなどを専門家が一眼見て、これは六朝りくちょうだとか、もう少しふるいとかいうようなことをいうのは、皆この型式を見るわけである。
ハッとして、青くなって、娘さんは男の側を離れてしまったが、男の顔は、古い鍍金仏ときんぶつみたいに、確かに確かに、無表情な黄金で出来ていたということだ。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
中には片桐さんのよりはずっと小さいけれども、やっぱり古い鍍金仏ときんぶつが立っていて、そのまわりに、小さい仏像や、土の中からほりだした古代の人形などが、いっぱい、ならんでいました。
仮面の恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)