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鋲打
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びょううち
ふりがな文庫
“
鋲打
(
びょううち
)” の例文
どうでしょう、ひとつあっしと一しょにリベット(
鋲打
(
びょううち
)
)の方へでも、ためしにお使いんなっては頂けねえでしょうか
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
梨地金蒔絵、
鋲打
(
びょううち
)
の女乗物。
駕籠
(
かご
)
の引戸開けて風を通しながらの高田殿は、又してもここで
呟
(
つぶや
)
かれた。
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
彼女を
繞
(
めぐ
)
る事情とが、この古い武家屋敷に、女ふたりの主従だけを取り残して、
他目
(
よそめ
)
にも勿体ない程な若さと美しさを、空しく
鋲打
(
びょううち
)
の門の中に閉じ籠めさせて来たのであった。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鋲打
(
びょううち
)
の鉄門のかげに、槍ぶすまの
光芒
(
こうぼう
)
を感じると、さすがに、武蔵もためらった。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると
殆
(
ほとん
)
ど
間
(
ま
)
をおかずに、そこから鉄に
鋲
(
びょう
)
を打ち込むリベット・ハンマー(
鋲打
(
びょううち
)
の
槌
(
つち
)
)の音がタタタタタと聞えはじめた。一男には気のせいかその音が、ほかの音より元気がないような気がした。
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
鋲
漢検準1級
部首:⾦
15画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“鋲打”で始まる語句
鋲打ち