で、せっかくな一案もお流れに終って、現状そのまま、つい半年余を過ぎてしまったが、晩秋の頃、どうしても、銭糧借款ぜにかてしゃっかんの申し入れをせねばならない状況が再燃していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)