鉋飴かんなあめ)” の例文
あらん限りの苦労をした揚句あげく鉋飴かんなあめ売りの商売を覚えて、足高盥あしだかだらいかつぎ荷ぎ故郷へ帰って来たが、帰って来てみると故郷は皆死絶えたり零落してしまったりしてアトカタもない。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)