金鏽かなさび)” の例文
水は前にも云った通り、金鏽かなさびに近い代赭たいしゃである。が、遠い川の涯は青空の反射も加わるから、大体刃金色はがねいろに見えぬ事はない。其処を名高い大筏おおいかだが二艘も三艘も下って来る。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)