金碧燦爛こんぺきさんらん)” の例文
その壁画の前へ立つと、今まで逍遥気分でながめ廻っていた女客が、吸い寄せられたように凝立ぎょうりつして、この大床の金碧燦爛こんぺきさんらんたる壁画を見つめてしまいました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)